多摩動物公園は東京都日野市に位置する、約60ヘクタールという広大な敷地を持つ動物園です。自然豊かな多摩丘陵の地形を活かした展示が特徴で、親子連れにとって絶好のレジャースポットとなっています。今回は1歳の息子と訪れた体験をもとに、園内の特徴や入園料、持ち物の注意点などを詳しくご紹介します。
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多摩動物公園の基本情報
開園の歴史と規模
多摩動物公園は1958年5月5日に開園しました。約60ヘクタールという広大な敷地を持ち、東京ドーム約13個分という広さです。この広さを活かし、動物たちがのびのびと生活できる環境が整えられています。
入園料と開園時間

入園料
- 一般(高校生以上):600円
- 65歳以上:300円
- 中学生:200円(都内在住・在学の中学生は無料)
- 小学生以下:無料
開園時間
- 9:30〜17:00(最終入園は16:00まで)
- 休園日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月29日~1月1日)
アクセス方法
多摩動物公園へのアクセスは非常に便利。京王動物園線および多摩都市モノレールの「多摩動物公園駅」から徒歩わずか1分で到着。駅から園までの道のりは平坦で、ベビーカーでも楽に移動できます。


駐車場情報
- 公式駐車場はない
多摩動物公園には 専用の駐車場がありません。そのため、近隣のコインパーキングや民間の駐車場を利用する必要があります。 - 周辺の駐車場
- 多摩動物公園駅前のタイムズ駐車場
- 民間の有料駐車場
- 高幡不動駅周辺の駐車場(少し歩くが比較的空いていることが多い)
園内の見どころと体験
柵のない開放的な展示方法
多摩動物公園の大きな特徴は、動物たちをできるだけ自然に近い状態で展示するため、従来の檻の代わりに堀(壕)で仕切る展示方法を採用していることです。これにより、動物たちの自由な姿をより自然な形で観察することができます。
この展示方法は「無柵放養式」と呼ばれ、動物たちにストレスの少ない環境を提供すると同時に、来園者にも迫力ある観察体験を提供しています。
実際に、アフリカ園ではサバンナのような広い空間でキリンやライオン、ゾウが歩き回る姿を見ることができ、より野生に近い状態での動物観察が可能。
園内はとても広いので、シャトルバスに乗っての移動もおすすめです。

4つのエリア構成
多摩動物公園は4つの主要エリアに分かれています
- アジア園
- アフリカ園
- オーストラリア園
- 昆虫園
これらのエリアでは約370種の多様な動物たちが飼育されており、大陸ごとの動物を見て回ることができます。
アフリカエリアでの出会い
私たちがまず向かったのはアフリカエリアでした。ライオンを見た息子が「ニャーニャー」と声を上げる姿は、とても可愛らしく心温まる瞬間でした。チーター、フラミンゴ、キリン、チンパンジー、ゾウなど、いままで見たことのない動物たちを目の前で見ることができ、息子は目を輝かせていました。


特に印象的だったのは、キリンの優雅な動きと高さでした。息子はその大きさに驚いている様子でした。動物たちの生の姿を見せることで、小さな子どもでも動物への興味を深めるきっかけになります。


オーストラリアエリアでの発見
オーストラリアエリアではコアラやカンガルーなど、これはまた普段なかなか見ることのできない動物たちと出会いました。特にコアラがユーカリの葉をゆっくりと食べる姿や、木の上でリラックスしている様子に息子は興味津々でした。

昆虫園
昆虫園ではさまざまな昆虫を間近で観察できます。が、私が昆虫苦手なのでこのエリアは今回は見送り・・・😂(ごめんなさい)
もう少し大きくなったらパパと一緒に行ってもらいます!小さな子どもにとって昆虫は身近な生き物であり、興味を持ちやすい対象。多摩動物公園の昆虫園は、その好奇心を満たしてくれる貴重な場所となるでしょう。
もっと楽しむためのポイント5選
- 日陰が少ないため子供の帽子は必須
- 日焼け止めは事前に塗っておく
- ベビーカーと抱っこ紐の併用がおすすめ
- 歩きやすい靴と服装で訪問を
- 動物が活発な時間を狙う
ひとつずつ詳しく👇
1. 日陰が少ないため子供の帽子は必須
園内は広く、特に夏場は日陰が少ないエリアも多いです。晴れた日は日差しが強いため、子ども用の帽子は必ず持参しましょう。つばの広い帽子や首の後ろまで覆えるタイプが特におすすめです。大人もあると良いと思います。
私たちが訪れた日も晴天で、帽子を持参していたおかげで息子を日差しから守ることができました。帽子を忘れた場合は、園内のショップでも購入可能ですが、事前に準備しておくとより安心です。
2. 日焼け止めは事前に塗っておく
日差し対策として、事前に日焼け止めを塗っておくことも重要です。特に子どもの肌はデリケートなので、子ども用の日焼け止めを使用し、こまめに塗り直せるよう持参するとよいでしょう。
私たちの体験では、朝塗った日焼け止めが昼頃には汗で流れてしまったため、昼食時に塗り直しました。SPF値の高いものや、汗や水に強いタイプを選ぶと効果的です。
3. ベビーカーと抱っこ紐の併用がおすすめ
園内は起伏が多く、坂道もあります。ベビーカーの貸し出しも行われていますが、坂道では押すのが大変な場合もあります。そのため、抱っこ紐を併用することをおすすめします。
私たちは自前のベビーカーと抱っこ紐を持参し、平坦な道ではベビーカー、坂道や混雑している場所では抱っこ紐を使い分けることで、効率よく園内を回ることができました。また、食事の際にもベビーカーが休憩スペースとして活用できました。
4. 歩きやすい靴と服装で訪問を
広い園内を歩くため、歩きやすい靴と動きやすい服装での訪問が必須です。特に坂道が多いので、スニーカーなどの滑りにくい靴が適しています。
また、季節に合わせた服装も重要です。暑い時期は通気性の良い素材、寒い時期は重ね着ができるような服装がおすすめです。私たちは訪問日の天気予報を確認し、動きやすいカジュアルな服装で出かけました。
5. 動物が活発な時間を狙う
私たちが訪問したのはお昼頃でしたが、多くの動物が休息している姿が見られました。奥のほうに隠れて寝てしまい、あまり動きが見られないことも。
動物たちは一般的に、朝夕の涼しい時間帯に活動的になる傾向があります。
特に開園直後の9:30から11:00の時間帯は、餌が与えられることもあり、多くの動物が活発に動き回る姿を観察しやすいとされています。小さな子どもを連れて訪問する場合は、この時間帯を狙うと、より多くの動物の動きを見ることができるでしょう。
お昼頃の動物たち、ほとんど寝てた
園内で便利だと思ったこと
1. オムツを捨てられるゴミ捨て場
園内のゴミ箱には、オムツを捨てられる場所があり、子連れにはとても助かるポイントです。ただし、すべてのゴミ箱でオムツを捨てられるわけではないので、オムツOKの表示があるゴミ箱を確認して利用しましょう。
トイレにはおむつ交換台も設置されているので、小さな子ども連れでも安心して過ごせます。私たちも何度かおむつ交換の必要があり、これらの設備に助けられました。
2. 自販機の充実
園内には多くの休憩広場や自動販売機が設置されており、飲み物の購入に困ることはありませんでした。特に子ども連れの場合、予想以上に水分補給が必要になるので、この点は非常にありがたかったです。
まとめ:家族の思い出作りに最適な多摩動物公園
多摩動物公園は、子どもから大人まで楽しめる魅力がたくさん詰まった場所です。広大な敷地と多様な動物たち、そして自然豊かな環境は、家族での思い出作りに最適です。
特に小さな子どもにとって、実際の動物を間近で見る体験は、図鑑やテレビでは得られない貴重な学びとなります。また、広い園内を歩き回ることで、体力づくりにもつながります。(大人にとっても・・・)
私たちの訪問は1歳の息子にとって初めての動物園体験でしたが、さまざまな動物に出会い、目を輝かせる姿を見ることができました。これからも成長に合わせて定期的に訪れたい場所です。
子育て中の方々にとって、少し準備と工夫をすれば、より快適に多摩動物公園を楽しむことができます。ぜひお子さんとの素敵な思い出作りにお役立てください。

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